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まだ強くない雨
ぽつぽつと一定のタイミングでなる雨音
僕はこれをいつもずっと聞いている。
すごく面白いから
そんな風にいつもと変わらないそう思っていた。
けれど
「君何しているの?」
そう声をかけられて僕は咄嗟に目を開けた。
目の前には僕よりも大きい男の子が立っていた。雨宿りをしに来たのだろうか、若干髪が濡れているようだ。そして水色の半袖が染みを作っていた
…水色?
どうして僕は色がわかった?
いろんな人を見ていたのに全くわからなかった色が今わかった?
僕と混乱した。
「大丈夫?具合悪い?」
彼は心配そうに僕の頭を触った。
なんでだろすごく泣きたい…
初対面の相手なのになんで?
なんで安心してるんだろう
「ううん、大丈夫」
自然と声が出てくれた
僕は久しぶりに誰かと会話をする事が出来たのだった。
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