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ある夏の日(-三男の恋)
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昼頃、いつものようにテレビを見て時間をつぶしていた。
僕…坂咲佑衣は滅多に外には出ない、引きこもりのようなものだ。
高校は通っていない。勉強的には必要ないと思っている。
父さんと祐兄は仕事
智也は大学
隼は中学校
へ行っているため家には誰もいない。
「にゃー」
違うか。
うちで飼っている猫『フラン』と二人きりだ。
二年前、隼斗が拾ってきた猫で、あの頃は弱々しかったのに今は全く違うのである。
フランは僕の膝の上で寝ていた。
そんな静かな時に、あまり使うことない携帯が音を上げた。
僕はテーブルの上に置いていた携帯を取り誰からだろうと思い確認した。
智也からの電話だった。
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