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ある夏の日 2
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「もしもし」
『すまん。佑衣、寝てたか?』
「いや、起きてたけど」
声を聞いていると智也はどこか困っている様子だった。
「どうしたの?」
『いやその…今日提出の課題がカバンに入ってなかったから、もしかしたら忘れてきたかもなぁって思って…』
なるほど…つまり
「確認しろと?」
ワザと不機嫌そうに言うと
『はい…お願いします』
「分かった。ちょっと待ってて」
僕はそう言って、膝の上で寝ているフランを優しくどかして二階の智也の部屋に向かった。
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