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ある夏の日 10
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「すみません…今日はなんだかすごいお世話になってしまって」
青葉さんにすごい助けられてしまった…初めて会ったばかりなのに…
やっぱり外に出ないほうがよかったんじゃないか
迷惑をかけてしまうくらいなら…
「気にしなくていいよ。智也の弟だったなんてびっくりしたけどね。」
「僕も青葉さんが智也の友人だったとは驚きました。」
「もしかしたら、智也の方が驚いたのかも…」
「それはあり得ますね」
二人でそんな風に話していたけど、なんだか少しだけど気持ち悪いとかそういうのは無くなったかもしれない…
なんだか落ち着くといえば良いのかな?
それはいいのだけれど
「青葉さん」
「どうしたの?」
「えっと…なんでまだ手を握ってるんですか?」
さっき握ってから未だこの状態だった。
なんなんだろう…
「ダメ?」
「ダメではないです。けどどうしてなのかなぁ、と思いまして」
どうしてか、この人に手を握られるというのは嫌だとは思わなかった
不思議だ…
「ねぇ、佑衣くん」
「はい?」
さっきまでニコニコと笑っていたのに、また青葉さんは真剣な表情変わった。
「俺と付き合ってくれないかな?」
いい人なんだと思うけど…変な人だ
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