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頭痛③
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自分を落ち着かせてまた僕は歩き出す。
視界はまだ歪んでいたけど歩かないといけないと思った。
また考えてしまうから
頭の中がグチャグチャとしていて、いつも風邪をひいてもこんな風にはならないのに
どうしたんだろう
そう考えた瞬間僕の身体は立っていることができなくなった。
あぁ、これは倒れるな。
なんだか他人事のように思いながら、身体は床へと向かっていった。
けれど、ぶつかる衝撃はなかった。
なぜなら誰かが僕の腕を引いてくれたから。
そのままその人に寄りかかる形になった。
「佑依くん!」
あ…その声は
「あお…ばさ…ん」
覚えている
忘れることはできない不思議な人…
青葉さんが僕の名前を呼んでいる
しっかりと姿を見たかった。
でも限界だった…
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