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お礼
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高熱が3日ほど続き、下がってから数日が経った
あまりにも酷すぎる日に青葉さんが来てくれたことを薄っすらとだけ覚えていた
そういえば助けてもらったのは二回目だ。
出会ってから一週間も経っていないのに二度も助けていただくなんて…
とても申し訳ない。
でも、どうやってお礼をすればいいのだろう
うーん
僕はぼんやりとテレビを観ながら考えていた。
「佑衣くん?具合悪い?」
そんな風に声をかけてくれたのは、僕の隣に座っている青葉さんだった。
あの日から体調が落ち着いてくるようになってくると、青葉さんは時間がある時は遊びに来るようになった。
熱が下がってもまだ部屋から出るのが辛い時は、それを智也から聞いたらしく
お見舞いに来てくれたり、話し相手になってくれた。
大学の出来事や近所のことなど、とても面白かった。
青葉さんは頭も良いらしく、最近は智也に勉強を教えているらしい。
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