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入学の時間 1
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「おはよ〜!」
僕はいつも通り教室に入る。
するといつもテンション高めの茅野が、さらにテンションを上げて近寄って来る。
「渚!おはよ!」
「どうかした?」
「うん。渚ってさ…」
「なに?」
「何で赤羽君と仲良いの?」
その質問にクラス中の視線が集まった。
赤羽業とは、速攻不良でクラスの皆が一線を引いていた人物だ。
今では持ち前の明るさ等のお陰でクラスの皆とも中が良いが、クラスの皆から見ても、渚が、1番中が良いと思われる。
「それ、俺も気になる!!」
と、杉野が言い出すと皆も後に続いて、
「俺も、俺も!」「私もー!」
等と言い出す。
教室の隅に追い詰められたところで戸が開いた。
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