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Episode5
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「…只今帰りました…お父様。」
「あぁ。時雨、少し話がある。書斎へ。」
「…はい…」
話がある、と言われた時はお父様が怒っている時。
お父様は僕の担任に、僕の行動や成績をこまめに話せと言ってあるから、大方その話だと思う。
また、地獄が。
「お父様、時雨です。」
「入りなさい。」
書斎に入ると、いつも通り革張りの椅子に座っているお父様。
顔も、いつも通り険しい。
指示されないうちに、お父様の目の前に正座をする。
「…時雨、お前は珠川家の恥だ。」
はい。
すみません、お父様…。
「隅々まで役立たずのお前が、役に立てる役目が見つかった。」
…嫌な予感がした。
警報が鳴り響く。
「…役目、とは…?」
「性処理だ。」
真っ暗。
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