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Episode49
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「…会って、後悔しない?」
何を言ってるんだ?
寧ろ、会わなければ後悔する。
そう考えて、頷いた。
「…ふぅ…。なら、連れて行ってあげるわね。」
溜息の後に聞こえた答えは、僕にとって希望の他にはなり得ないものだった。
「…いい、の…?」
「良いわよ。でもね、貴方のご主人様には期待しない方が良いわ。
一緒に出られるかもなんて希望、抱かない事ね。」
また、釘を刺された。
僕が弁解すれば、一緒に出られるかもって、思ってた。
ご主人様は僕の為にやってくれていました、って、言おうって。
でも、もう手遅れ?
出られない?
僕は、もう死ぬまで1人…?
「まずは外出許可を貰わなきゃね。
因みにアタシも一緒に行くから、その辺は宜しくね?」
ご主人様に会えるのなら、構わない。
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