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Episode65
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不思議な声通り、櫻井は食事を持って戻ってきた。
でも、答えは出ているって言っても、どうすれば。
信用しろ、って言われても、分からない。
人を、真っ直ぐに信頼した事がないから。
「あら、どうかした?具合悪い?」
僕が俯いていたからか、声をかけてきた。
櫻井が僕に対して優しいのは、担当医だからでしょ。
特に精神科医は、気を遣わないといけないと思う。
だから、櫻井の自分からの気持ちじゃない。
「はい、食事よ。」
簡易テーブルに置かれた食事は、いつも通りまずそう。僕、なんで今日食べるなんて言ったのかな。
信頼って、どうすれば出来るのかな?
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