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Episode66
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夕食を食べ終えた頃、珍しく担当医は治療のセットを持っていた。
「傷の状態を見ないといけないの。
アタシか内科医か、って聞かれたけれど、アタシがやるって言っちゃったわ。内科医の方が良かった?」
天秤にかければ担当医の方が良かったから、首を横に振った。
「良かった。
じゃあ、前を開けてくれる?」
患者服の前を解き、傷だらけの身体を晒す。
震えているのは、寒さのせいじゃない。
「少し触るわね。」
お腹の辺りの傷に触られた。
ビクッと身体が震えるのは、怖いから?
櫻井は、僕の傷を見てはカルテに記入していく。
なんて書いてあるんだろうって、少し気になったりもして。
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