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Episode83
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もどかしさを感じていた時、スケッチブックの存在を思い出した。
スケッチブックからなら、伝えられるかもしれない。
そう思って、スケッチブックと鉛筆を取った。
櫻井は、僕が書く内容を待っているのか、ニコニコしている。
「1人にしないで」。
これを書くだけ。
大丈夫、書ける。
震える手で、その7文字を書いた。
鉛筆を置いて、書き終えた事を示す。
恐る恐る、櫻井の顔を見た。
…櫻井は固まっていて。
あ、やっぱり駄目な事を書いちゃったんだ。
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