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番外編・4人のハロウィン side侑
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櫻井さんが、衣装を手作りしてくれたらしい。
俺は魔法使い。
「ねぇ兄さん、見てて?」
湊は今、俺の前でミイラ男を披露している。
「じゃあ、俺も。」
だから俺も、湊に魔法使いを披露すべく箒に跨って何度かジャンプした。
その他に魔法の杖(ステッキ?)も渡されたけど、呪文が分からないからやめておいた。
櫻井さんが来て、例のトリックオアトリートを言いながらかっこいい吸血鬼になりきっていた。
吸血鬼似合うなぁ、って思ったり。
「はい、先生。」
でもあっさり湊に撃退されていたけど。
「折角なりきってたのにー!
軽くあしらわれたら恥ずかしいじゃないのっ!」
この人賑やかだけど、嫌いじゃない、かも。
ふと、担当医を見ると、ソファーの背もたれに両腕をのせてこちらを見ていた。
目が合ったらニコッて、いつもの笑顔をされた。
でも担当医忘れてるのかな。
お前、今狼男の仮装してるんだけど…。
狼の耳がリアルで、櫻井さんの腕は凄いって思った。
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