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番外編・クリスマス
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時雨と友也の2人で住んでいた頃の話です。
*
部屋の中で、キラキラと光るクリスマスツリー。
そう、今日は12月25日。
クリスマスだ。
「メリークリスマース!」
「…メリークリスマス…」
「テンション低いじゃなーい、どうしたの?」
「友也さんが高いんですよ…?
そんな衣装まで着て…。」
時雨の目線の先には、サンタクロースの衣装を着た友也。
ふわふわとした白いボタンとファーのついた赤い衣装と帽子を身につけた友也は、世間の様相に違わずテンションが高い。
特にイベントがなくても明るいのだが、今日の友也は浮き足立っている。
「安心してちょうだい、時雨君の衣装も用意してあるから!」
「…いや、要らないですけど…ってこれ…」
押し付けられた…基、渡された衣装を手元で広げ、時雨の顔は引き攣った。
「ほらほら1日だけよ、着てみて!」
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