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番外編・バレンタインとバースデー 5
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「ひっあ、あっ、あっ、あっ、あっ!」
最早時雨君は、何度イったかも分かっていない。
常にイっているかの様に、ずっと強い締め付け。
正直、アタシもギリギリ。
気を緩めればすぐに出してしまいそうだから、ぐっと歯を食いしばる。
そろそろ、顔を見たい。
「あ”っ!?」
挿れこんだまま、身体を反転させた。
正常位になってから、乳首を舐めた。
前後不覚の時雨君は、また涙を流す。
「こわ、こわい、」
次々と与えられる快楽に、恐怖すら覚えているらしい。
アタシも経験があるから、まぁ理解出来るんだけど。
キスをすると、より一層締め付けがキツくなった。
少し痛いぐらいに。
そして、身体が緊張している。
「っ〜〜〜〜〜っっ!!!」
トコロテンかと思った時、時雨君が潮を吹いた。
目を白黒させながら、黒目の位置も安定しない。
声にならない叫びを上げ、酸素を貪る。
「だっ、め、あぐっ、ひ、ぃ…」
強すぎる快楽に、苦しくなっている。
まだ継続する絶頂の波に乗せ、ピストンを再び開始する。
殆ど悲鳴の様な喘ぎを洩らしながら、潮を吹いている。
しがみつかれて爪を立てられた背中は少し痛い。
けれどその傷痕すら、きっとアタシは愛おしくなる。
ナカで達した途端、意識を何とか保っていた時雨君はトんだ。
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