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番外編・やっと side時雨
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目が覚めた時、僕は侑君の隣で寝ていた。
既に夜になっていて、かなりの時間眠っていた事が分かった。
僕が身動ぎした事で侑君も起きてしまい、僕達は身体を起こした時の腰の鈍痛で先程の事を思い出し、二人して赤面した。
友也さんと湊君はどこに言ったんだろう。
…リビングかな。
「侑君、二人の所行かない?」
「ん、行く。」
今日はより激しかったから、僕の鈍痛はいつもより酷かった。
一方で侑君は一度で落ちてしまったらしく、腰はそうでもないらしい。
そーっと扉を開けて中を覗いてみると、湊君と友也さんは酒を飲んでいる最中だった。
何方が強いかで勝負しているのか、テーブルの上には空き瓶やら空き缶やらが散乱している。
二人は割と大きい声量で話していたから、扉の所でも話は容易に聞こえた。
…いや、聞こえてしまった…?
そう思う程、二人の会話は碌でもないものだった。
「ちっがうわよー!時雨君の可愛さは、普段とは違う淫乱ギャップなの!
素面でも勿論甘えたりはするけど、酔うと違うの!
超超ド淫乱になるんだから!」
「うちの兄さんだって負けてないなぁ。
何てったってあの幸せそうな顔!
挿れられて嬉しい、もっと、って顔で見てくるから。
口には出さない可愛さってもんだよ、あれは。」
「開発済みの乳首とか、アタシ色に染め上げちゃうのが凄い良いのよ!征服感って言うの?
焦らされて潤んでる目とか、全身で欲しがってるとことかも!」
「そうそう、目で訴えてくるんだよね。
疼いてしょうがない身体堪えて、欲しいって目で見てくる瞬間はもうヤバイし。
ヤリ殺したくなるって言うか…」
何て内容だ。
何て話をしてくれてるんだ…。
夜事情が丸裸…この酔っ払いどもめ〜!
「なぁ担当医…」「ねぇ侑君…」
「「…お灸を据えないとな(ね)…」」
この後僕達二人は酔っ払い二人に「暫く煩悩封印」を言い渡した。
酔った二人が我慢出来なくなって襲ってくるのは、また別の話。
終わり
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