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「じゃあ俺先に行くね。」
佑斗が二人に手を振って反対の教室へ歩いて行った。
日向と俊平も教室へ行こうとすると後ろから呼び止められる。
「日向!高郷!」
二人が同時に振り向くと颯太の姿があった。
「颯太!」
日向が嬉しそうに駆け寄ると颯太は佑斗の後ろ姿を見ながら感心したように言った。
「二人ともすげぇな。学年一位と友達なのか?」
「学年一位?」
日向が首を傾げると颯太は信じられないとばかりに目を見開いた。
「知らねぇの?常に成績が学年一位で、有名な大学からも注目されてるらしい。」
「そんなの初めて聞いた・・・」
佑斗が頭がいいのは知っていた。
小さい頃から周りより一つ頭が突き出ていたことも。
「まぁ、佑斗は自慢するようなやつじゃねぇし しょうがねぇよ!」
俊平が元気付けるように日向の背中をポンポンと叩く。
「そうだよな。」
そう言ってみたけどやっぱりモヤモヤした気持ちは残ったままで。
佑斗の隣に一番いたのは自分なのに・・・
そう思わずにはいられなかった。
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