アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
テスト
-
「どこがわからない?」
もう一度祐斗が優しく尋ねる。
「えっ?・・・・・あ・・」
「わからないとこがあったんじゃないの?」
真剣に聞いてくる祐斗に『祐斗の事を見てました』なんて言えない。
日向はとっさにさっきまで解いていた問題を指差した。
「こっ・・・ここ・・」
「あぁ。これはね・・・」
祐斗は日向がわかりやすいように丁寧に教えていく。
「・・・てこと。わかった?」
「すげぇ・・・わかった・・」
祐斗の教え方はとてもわかりやすく、日向はすぐに理解することができた。
「祐斗すげぇな。先生よりわかりやすい。」
「そう?よかった。」
祐斗が優しく微笑むとちょうど最終下校時刻を知らせるチャイムがなった。
「そろそろ帰ろうか。」
「うん。」
二人は勉強道具を鞄の中にしまって帰る準備を始めた。
「なぁ、祐斗。明日も教えてくれる?」
「うん。いいよ。また放課後でいい?」
「うん!ありがと!」
それからテストまで日向と祐斗の勉強会が始まった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
73 / 138