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※春虎
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何でだろう……。
春虎は薄い意識の中、自問する声を聞いた。
身体が痛く、熱を持っているのにそれすら他人事のように遠く感じてしまう。
視界が激しく揺れ、チカチカと光が瞬いている。暫くして、光の中に漆原がいることに気付いた。
そこでようやく漆原に犯されていることを把握した。
ここは漆原の家だったな。
見覚えのある天井から、自分が何処にいるのか理解する。漆原のベットで犯されているのだ。肌という肌が汗と体液で湿っていて、疲労感も酷い。
何度、抱かれたんだっけ……覚えてねぇ……。
情事を重ねたことは確かだが、数えることを忘れる程、貪られたのだ。その証拠に漆原のそれを咥えている部分は驚くほど、柔軟に漆原を受け入れている。漆原はそれを知ってか、奥へ奥へと突こうとする。荒い動きで突かれているのに春虎のは、拒まず、体温を上げていくのだ。
「上坂、いくよ」
春虎に覆い被さるようにして、漆原が耳元で囁いた。春虎の中でぐっと迫ってくるものに春虎は直感的に恐怖した。
「やっ!……やめろ!!」
「無理。上坂さ、もう諦めたら?こうやって、何度もされてるし、それに」
「んはぁ!」
少し漆原が動いただけで、脳髄に強い衝撃が走る。
また光が瞬く。それも今度は強くだ。
「上坂も嫌じゃないでしょ」
「ひっ!」
今まで気づかなかったが、春虎のそれも精一杯、起立しているものを漆原は握った。出してしまいたいのに握られたことで行き場を無くし、苦しい。
「いっ…嫌だ」
「本当に嫌なのは、これじゃない?」
ケータイ電話のシャッター音が二、三度した。また漆原が覆い被さり、ケータイ電話の画面を春虎に見せる。画面には裸体の春虎や、春虎のそれが写っていた。
「他にもあるよ」
どの写真も自分で見ても恥ずかしく、今すぐ消去したいものばかりだ。
「約束したよね?オレが満足するまで身体を好きにしていいって」
「うっ……んっ!」
亀頭に爪を立てられた。我慢出来ず、汁が垂れる。
「……どうしたらいい……」
「ん?」
「どうしたら、お前は満足するんだ」
「上坂って頭いいよ。オレはもっと上坂の奥に挿れたいんだ」
内心、漆原をぶん殴りたかったが叶いそうない。
「一度、身体を離せ」
漆原は身体を離し、春虎の中に挿れていたモノを抜いた。
「んっ…はぁ!」
抜くと同時に握っていた手を離したため、解放された春虎のモノは一気に射出された。ベットシーツに着いたしまったがその他諸々で汚れてしまっているので罪悪感は無い。
春虎は四つん這いの体勢になり、尻を漆原に向けた。羞恥心と春虎のプライドからして、嫌で仕方ない体勢だ。しかし奥に挿れるにはこの体位でなければならない。顔は見えないし、どうなっているのかも分からないが知りたくもなかった。
漆原の手が春虎の尻の割れ目を開いた。そこは漆原のモノを従順に待っていた。
「あっ!」
漆原は一気に挿れてしまった。先程よりも硬く太くなったモノが春虎の中を突く。
「もっと腰を上げて」
「……」
顔を枕に埋め、腰だけを突き上げるようにする。すると漆原のモノはもっと奥へと侵入した。
「上坂の中、気持ちいい」
「はぁっ!やっ……」
漆原が腰を振る度に快感が春虎を突き刺す。
「あっ!んっ…あん!…んはぁ……あっ…あぁ!」
春虎の中で爆ぜたのを感じた。
熱い。
熱と光が春虎の意識を包んだ。
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