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始―2
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あの日、僕の居場所が無くなってから1年。
時が経つのは早いと実感した。
僕はリコールされた。
ある日、学校に転校生がやって来て、
生徒会の皆と、みるみるうちに仲良くなっていった。
―僕意外と。
僕は会長の補佐で、
本当は会長がしなくちゃいけない仕事なのに会長はしないから。
僕がしていた。
頼られていることが、嬉しかった。
ある日、今度は皆仕事をしなくなった。
まずは副会長。
転校生の男の子が可愛くて、天然で、見ていられないから、と。
青春したいのはわかるけどね笑
と、あの時は笑っていたなぁ...
次に書記の3人。
その中の双子の奏(そう)と聡(そう)。
2人ともそっくりで、僕でもギリギリで見分けられる感じの2人。
そんな2人を、一瞬で見分けちゃったんだって。
凄いなぁって、思った。
最後にはまたまた書記の松(まつ)くん。
少しチャラチャラしてるけど、とってもいい人。
そんな松くんのチャラチャラした性格を好きになってくれたんだって。
良かったね、って、あの時は。
今は、違う。
皆、違う。
離れていく。
必要とされない。
僕はリコールされて、
代りに転校生を入れたんだって。
. . . . .
機能しない僕の代わりに。
僕は機能していなかったみたいだ。
最近ろくにご飯も食べずに、倒れていたりしていたんだけど。
. .
気にかけてくれたのは風紀委員長だけだった。
嬉しかったなぁ。
必要ないならそれでいい。
捨てられたのならしょうがない。
はずなのに。
. .
目から今頃溢れてくる、コレはなんだろう。
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