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無気力な彼らのお祝い
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「研磨ァアアア」
「わっ!?ちょッ……」
そう言いつつ、研磨のズボンに手を突っ込む赤葦。流石にこれはいかん、と直感で血塗れの赤葦を引きはがそうとする。だが、体格差が寇となり抵抗すらままならない。
「気持ちよくするから」
「ッん…クロ呼ぶよ…!!?」
「呼べばいいよ。3Pしたいならね」
――っ!日向が危ない…
荒ぶる研磨の鼓動が、直に伝わるように素肌に指を這わせる。その白い肌が色気を帯び、体の奥底から湧き上がってくるゾクゾクが止まらなくなる。
いつしか脱がされそうになっていた研磨のズボンは、くしゃくしゃになってしまっていた。行為が開始される、そう思うと顔をひしゃげたくなってしまう。
「お…おかしいって!やめようよ…!」
下の階には研磨の母が居る。こんな事を他校の同級生としていたとバレれば、とんでもないことになる。
せめてそんな事はしたくないとでも言わんばかりに、全身で足掻いた。
「あか…!」
「やめないよ」
低い声で囁かれた言葉は、氷を纏っているようだった。どこかの雪の嬢王並みに冷徹で、感情を殺しているような。
――ていうかこれ、日向の誕生日の話だよね!?赤研とか聞いたことないんだけど!!
そんなメタ発言が脳内を駆け巡る中、赤葦は1人夢中になって研磨を犯そうとしている。
このままではやられてしまう(意味深)。なんとかしなければ。
そう思った研磨は、大きく息を吸い込んだ。
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