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冬の出会い 5
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しばらくそのままお兄さんの体温を感じていた
自然と抱きしめ返していた
暖かい……人の体温ってこんなに暖かいんだ……
猫のときには感じられなかったお兄さんの温もり
今までの感謝と、表しきれない感情が腕にこもる
「い、いたいっ……ユキ!!」
「ごめ……なさ……」
やってしまった……お兄さんごめんなさい……
しゅんとしているとお兄さんは僕の頭を優しく撫でた
「大丈夫だよ、わざとじゃないってわかってる」
やっぱりお兄さんは優しい、人間でも猫でも、
僕は僕だって認めてくれていることがたまらなく嬉しい
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