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バイト先で 5
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「おはようございま〜す…」
店の決まりで入るときは常におはようございますと言う
あ…先輩だ
嫌だ、俺…会わせる顔が…
先輩と目を合わせないように横を通り抜けようとする
すると肩に手が伸びてきて、掴まれた
「おはよう?どうした元気ないぞ?」
と、何もなかったかのように先輩は俺の顔を覗き込む
先輩と目が合う
「〜〜〜っっ!!!」
目が合っただけなのに…
恥ずかしくてたまらない
恋って…こういうことなのかよ…
じゃなくて!
「あ…ちょっと風邪気味で…」
「ほんと大丈夫か?今日はあんま無理しなくていいからな、オーナーに連絡しとくから早めに終わらせよう」
「いや!!大丈夫です!!全然働けますから…それより先輩、あの、昨日突然逃げ出してすみませんでした…最後先輩1人にまかせちゃって…」
「ほんとかー?まぁ今日は俺が早く上がりたいからどっちにしろオーナーに連絡は入れるわ。昨日のことは大丈夫だ、気にすんなw早く裏行って着替えてこい?」
「ほんとすみません…着替えてきます」
俺は早くその場から逃げたくてうつむきながら裏に向かう
先輩…なんとも思ってないのか…と
ちょっと複雑な気持ちだ
「あ、今日バイト終わったら時間ある?」
行こうとしたら声をかけられた、びっくりして
「えっ、はい」
と返事をしてしまった
「よし、飯食いに行こう」
と言って先輩は行ってしまった…
何言ってんだ俺!!
昨日告白した相手とご飯とか…
あぁ…死にてぇわ……
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