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「ここは どこでしょう 僕は体育館で倒れて…
気を失って…それから 目が覚めたら ここに…
あれ?なんだろう 体が動かないです
ここはどこでしょう?真っ暗で何も見えないです
「テ…ヤ……テツヤ…テツヤ!」
この声は…尋兄でしょうか?
あ!さっきまで真っ暗だったのに 光が現れました 」
光はどんどん 大きくなっていきます いや 違いますね
僕が 光に近づいているんですね
「テツヤ!テツヤ!テツヤ!」
さっきから 聞こえる尋兄の声が大きくなった気がしました
そして あれ?僕は止まっていることに気がつきました
光に近づいて行っていないのです
僕が 疑問に思っていると
僕の目の前にもう一つの光が現れました
僕は目を疑いました
その光はどんどん人間の形になって 僕と同じ顔で
ニッコリ笑ったから
「初めまして 俺はテツヤの中のもう一人のテツヤ」
「もう一人の僕?」
「物分かり 良いじゃん! さすが 二重人格者が 近くにいるだけあるな」
「それは 赤司君のことですか?」
「まぁな それは置いといて 今の状況ちゃんとわかってるか?」
「えっと もう一人の僕 それはどういう」
「その呼び方やめろ 俺には名前は無いけど あぁ そうだ テツヤ 俺の名前考えてくれよ」
「えっと じゃあ あおい…蒼君にしましょう」
「じゃ 俺は蒼だな で話戻すわ 状況わかってるか?」
「状況ですか…さっきから尋兄の声が聞こえます
後 真っ暗な所にいます」
「まぁ 確かに そうだな お前は今 病院のベットで
寝てる」
「隣に尋兄がいて 僕の名前を呼んでいると?」
「そゆこと!で この暗い空間は お前の意識の中」
「そうなんですか…なぜ 僕がここに?」
「それはだな 言いにくい事なんだが お前はもう寿命なんだわ」
「え…蒼君それは どういうことですか?」
「お前の寿命はせいぜい後1年くらいなんだよ」
「1年しか 生きれない…」
「まぁ話はこれからだ テツヤ 交換条件だ お前の魂
俺に寄越せば 寿命を延ばす事ができる」
「蒼に魂を…そしたらそれはどうなるんですか」
「死後 天国には行けない…俺に魂を食われる」
「蒼君は悪魔なんですか?」
「なんで⁉︎ なんでわかるんだ?」
「以前そのような 小説を読んだ事があるんです
悪魔に魂を売ると願いを叶える代償として その悪魔に
魂を食べられてしまう と」
「そうか さすが 読書家だな」
「今 決めないといけない事ですか?」
「いや 今決断しなくていい 今日から後20日
それまでに 考えておいてくれ 話はそれだけだ」
「わかりました」
「じゃあ そろそろ戻れ 待ってる人がいるんだろ」
「はい!蒼君 ありがとうございました」
「よせ 礼はいらない…」
そして僕は 目覚めた
決断まで残り 20日
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