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後孔
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一度激しく刺激されてまった尖りには血が集まり、触られる前よりもかゆみが激しくなる。
「乳首触っただけでぐっちゃぐちゃになっちゃったね、ははっ、それじゃあ直接触ってみよっか」
それからされたことに比べれば、いっそ意識を飛ばされた方が良かった。
春が俺の性器を再度刷毛でさわさわと撫で始める。
感じる刺激は、胸元の比では無い。
「っ、ぁっ、っ」
最早声を出すこともできず、のけ反った俺の視界は暗転しては明るくなりを繰り返した。
「あははっ、すっごいびくびくしてる、ねぇきもちい?きもちいの?・・・黙んないでよ」
ぐりっ
「ぁ˝うぅぅっ」
いきなり尿道を抉られて白濁が噴き出る。
「あっははっ、凄い凄いっ、ねぇ見た樹っ?飛び出て来たよっ、初めて見たっ」
「うん見た見た、凄いね、やっぱり春が上手なんだよ」
「そうかなっ、僕上手かなっ」
「うん上手、躾するのすっごい上手だよ。ほら後ろとかも触ってあげたら」
春は明らかに興奮しており、樹もそれを分かった上で更に煽るような言葉を掛ける。
「後ろ触っても良いの?・・・ねぇ樹、僕、入れてみたいな」
「ははっ、何、春入れて見たかったの?」
「うん、だっていっつもエッチする時樹凄い気持ちよさそうなんだもん」
「入れられるのは気持ちよくない?」
「いや、気持ち良いけど、その、ちょっと、興味があるって言うか」
「ふふっ、良いよ。でも春は良いの?イチに入れるの嫌じゃない?」
「うん。イチも結構綺麗な顔してるし、身体も割と綺麗だし、初めては樹が貰ってくれたから・・・よく出来たそういうおもちゃだと思えば大丈夫だと思う」
「そっか、じゃあ入れてみたら?
・・・僕も何かそういう気分になって来ちゃったから口借りて良い?」
「良いよ、一緒に気持ちよくなろ」
そういうと二人はその場でズボンと下着を脱ぎ棄ててベッドへと上がって来る。
だが、最早意識が混濁し始めていた俺は、そのことにすら気付かなかった。
不意に口の猿ぐつわが外された。
息がしやすくなったことをおぼろげに感じた時、髪の毛を掴まれ強引に横を向かされてその口が再び塞がれる。
「んっ、はぁ、春、僕もゆっくりやってるから、春も自分のペースでしてみて、わかんないことあったら教えるから」
俺の口の中の熱がゆっくりと動き始める。
「うん、わかった。とりあえずさっきの薬こっちにも入れた方が良いかな」
「いや、そしたら春もかゆく・・・まあ擦ればいいか。うん入れて、それで指で塗り付けて見て」
「分かった」
既に開いていた俺の足が更に押さえつけられて後孔があらわになる。
それを恥ずかしいと思う余裕も無く、何かを差し込まれてそこから粘液が出て来た。
後孔に粘液があると言う本能的な気持ち悪さから身体をよじるも、簡単に押さえつけられてしまう。
気が付けば、身体の拘束はすべて外されていた。
だが抵抗する気力はとうに奪われ、春の言葉を借りればまさしく俺は『よく出来たおもちゃ』になっていた。
口の中に樹の性器を突っ込まれ、好き勝手に先走りを口内に塗り付けられても噛むことすら出来ず、更には足の間に入った春が俺の後孔を指で押し開いても足を閉じようとすることも出来なかった。
思えばこの時に、俺の中では何かが壊れたのかもしれない。
現状の分からぬまま理不尽に与えられた痛み。
かすかな希望すらも与えられたものであったと言う絶望。
そして人としての、男としての尊厳を粉々にする一方的な性行為。
たった二日の出来事だったが、俺の中の何かを壊すには十分すぎるほどの事だった。
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