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コエ
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忘れてほしいのに、彼は俺に話しかけてくる。でも、俺は首を縦に振るか横に振るしか反応していない。こんな人に話しかけて、何が楽しいのだろうか…
「答えたくなかったら答えなくてもいいんだけどさ…」
彼が気まずそうな顔をして、話題を変える。
「春華って声、出ないの?」
今まで、こんなこと聞かれたことなかったからどう答えればいいのかわからない。だから俺は何も反応せずに、ただただ俯いた。
すると突然ナカのローターが強く動き出した。
「ふぁっ…、っ……、んぁ」
「さ、春華?」
しゃべる、ということはしないが、声を出さないだけであって、声は出る。
「あぁっ、くっ………ひいっ……」
懸命に声を抑えるのだが、日頃からこのようなことをされている身体は、勝手に反応してしまう。
会ったばかりの人の目の前でローターの刺激で喘いでいるジブンが恥ずかしくてしかたなかった。彼も、俺のこんな姿を見て、軽別するのであろう。
もう、慣れている。
俺から離れて行けばいいんだ。
俺のことなんて、忘れてしまえば……
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