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D.O.'s Little Black Riding Hood
@EP6-3/狼に食べられた黒ずきん
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「んっ……ジョンイ、ナ……」
目が覚めるとそこはあんなにドロドロだったシーツが嘘のように綺麗になったベッドで、身体もさっぱりとしていた。さっき起きたことは夢だったのかと身体を起こそうとすると下腹部に重い痛みが走る。
「っっっ///」
痛みが夢じゃないことを教えてくれた。すると枕に顔を突っ伏したままの僕の頭をふわりと撫でる感触がする。
「無理させてごめんな」
シャワーでも浴びてきたのか、濡れた髪と腰にバスタオルを巻いただけのジョンイナがベッドに滑り込んできて、僕を優しく抱きしめた。
ジョンイナの素肌の感触が心地いい。引き締まった胸元を指先でなぞると、その気にさせたいのか?と声がして、慌てて手を引っ込める。
「冗談だよ、また明日な」
あんな恥ずかしいこと、毎日は無理!そう言おうとしたのに、すぅすぅとすぐに寝だしたジョンイナの顔は、狼というより人懐っこい大型犬のようでとても可愛く、また明日ね。なんて思った自分に顔が熱くなる初めての夜。
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