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転入生も制裁対象ではあったが生徒会という権力者達の庇護下にあり手出しが出来ないと、
その矛先は全て明仁に向いていた。
最初は忠告と警告。転入生を生徒会と関わらせるな。お前も近づくな。と・・・
だが転入生との関わりも生徒会との接触も俺の意思では無い。
元の性格が災いし転入生に対して強く拒否も拒絶も出来ず、親衛隊の苛立ちは強まる。
そして明仁に対する悪意は、親衛隊からだけにとどまらなかった。
転入生に魅せられた生徒会のメンバーや、いつの間に惚れられたのだろう親衛隊持ちの同級生やら先輩後輩。
驚く程顔の整った者ばかり集まったものだ倉原のハーレム軍団は彼の『親友』である明仁を目の敵にして暴言を吐くようになった。
親衛対象者が明仁を嫌っているのだ、親衛隊も忠告などは早々にやめて遠慮なく暴力を行使してくる。
『親友』なんていう割に明仁が誰に暴力を、暴言を受けても倉原は気づかなかった
わざとなんじゃないだろうかと思える程に彼は気づかないのだ。
中学からの友人も離れていった。先生も助けてなんかくれない。
飯嶋明仁の心は静かに死んでいったのだ。
そして今日
白いベッドで目覚めたのは『俺』だった
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