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1人の部屋-10
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「ほら、そろそろ行くぞー?」
「お、おうっ。」
凛はそう言って席を立って
携帯と財布を持った。
「す、鈴木さんに言わなくていーのか?」
「あー、電車で行くから。」
「そ、そか。」
凛にしては珍しい。
いつもは、絶対車で移動したがるのに。
「失礼します。…凛様、お出かけなさるのですか?」
「おう。」
「お車は…。」
「いい。デートだから、ついてくんな。」
凛はそう言って、俺の手を引いた。
「いってらっしゃいませ。」
鈴木さんはそう言って、ぺこり、と俺たちに頭を下げた。
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