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特別-6
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「…なんも、されてねーみたいだな。」
「走って帰ってきたって言ったろ。」
「そーだった。」
京太はおかしそうに笑って
俺の頭をいつものように、ぽんぽん、と撫でた。
「腹、減ったろ。なんか買ってくるわ。」
「え、俺も行くって。」
「飯買うくらいなら、1人でも平気だっての。…水でも飲んで座ってろ。」
いつもなら、俺が京太のために何か買ってきたり
作ったりしてるのに
…なんか今日の京太は変に優しい。
「希望とかある?」
「…プリン。プリン食べたい。」
「はいよ、プリンな。」
京太は携帯と財布だけ持って
行ってくる、と俺に声をかけた。
…立場が逆だと、なんか調子狂う。
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