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2話目
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「あいつはいつも何なんだ…」
案の定、すんごい怒ってる…
「あ、まひろ。紙袋。」
まひろから再び、紙袋を受け取る。
俺の大好きなスコーンとイチゴオレ…
「あれ?まひろのは?」
「いらねぇ」
ダイエットかな?
「いただきまーす!」
夕方の休憩は、まひろが遊びに来る。
学校の帰り道に通る。
ついでに隣の洋菓子店でスコーンとイチゴオレを買ってきてくれる。
やっぱりおいしいな、スコーン…
口の水分が持って行かれたところに流す、イチゴオレ。
「さいこぉ…」
まひろは、無表情で俺を見る。
「ん?どひた?」
俺の頬にまひろの指が添えられる。
かと思いきや、ぺろっとその指を舐める。
「口元汚ねぇぞ」
恥ずかしかった。
兄ちゃんなのに、弟に世話されてるみたい。
顔が燃えてるように熱い。
「帰る」
「えっ!もう!?」
まひろは、鞄を肩に掛けると、スタスタと大通りを歩いて行ってしまった。
「…何だ?この逃げられた感は…」
「あーきーのっ」
どっ!
背中へいきなりの衝突。
「けんじさん…」
俺の恋人だ。
「仕事で通りかかったら見かけてさ。休憩中?」
「うん。けんじさん、仕事戻らなくていいの?」
「えーっ…そんなこと言っちゃう?」
「だって…俺もそろそろ戻らなきゃ。」
グイッと腕を引かれ、けんじさんの胸へ。
「今夜、21時。駅前のホテルな。」
「…っはい。」
けんじさんとの初セックス。
かっこいいパンツ履かないと!
けんじさんは、俺の頭を撫で額にキスして去っていった。
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