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生汰の手が、俺のベルトにかけられた。
「う、うう生汰!する前に、俺と一つ約束してっ?」
「んー?なぁに??」
「ンッ、こら!乳首さわんないで真面目にきいてっ」
「はぁいはい」
生汰はわざとらしく手を上にあげる。
「斎藤にちゃんとあやまってね?約束」
俺が小指を出すと、生汰は少し躊躇った。
「…何で俺があいつに…」
「兄ちゃんの大事な友達、傷付けたままなの?そんなの兄ちゃん嫌だよ。生汰のこと、好きじゃなくなっちゃうかも」
「えっ、やだやだ!ごめん兄貴謝るから!嫌いにならないでっお願い!」
生汰は俺に抱き着くと、首元にグリグリと頭をこすりつけてきた。
「うん。ちゃんと謝れば嫌いにならないから。ね?」
「ん。」
生汰は控えめに、小指を絡ませてきた。
「んっっ、ふ、んッ」
くちゅっといやらしい音を立てて、生汰が深いキスをしてくる。
それに応えるように、俺は口を開き、舌を受け入れた。
「兄貴…ッ、んっ…んん…ッ、兄貴、っ」
生汰は何度も俺を呼びながらキスを繰り返す。
弟は愛おしい存在だとわかっていたけれど、以前よりも、確実に…
「う、たっ…ッん、く、ふ…っん、すきっ、んっ」
愛おしいという想いが強くなっている。
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