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まさかの展開
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「たっだいま」
久し振りに優征と帰ってきた。
「ん?お客さん?」
兄ちゃんの靴の横に、兄ちゃんの靴よりデカいのがあった。
「男の人?」
俺は2階に上がる。
「兄ちゃん、ただいま。」
「おっ、成。お客さん、挨拶して。」
「こんにちは、成です。いつも兄がお世話になっ…ております?」
「…初めまして」
な、ななななななななな何でここに哲久の兄・貴志さんが…
それにサラッと初めましてなんて言われたし
あれ?あれ?そっくりさん?
「山田貴志です」
ほらああああああやっぱ哲久の兄さんじゃんんんん!
「こいつね、俺の彼氏」
「お世話になってます」
兄ちゃんがニヤニヤして貴志さんを見る。
結構積極的なんだろうな…
知らない俺にもグイグイ迫ってきたし。
「成君っていうんだ、小さくて可愛いね」
…堪えよう。
「顔も幼いね。なんだっけ、そうそう。ショタって言われない?」
…堪えよう…ッ!
貴志さんは、立ち上がって俺に近付く。
俺の身長は貴志さんの肩より低いくらいだった…
これから伸びる…
そう心で呟いたとき、小さな声が降ってきた。
「後で話あるから」
兄ちゃんには見えない様に、背中で壁を作る。
俺の頭を撫でながら、貴志さんはポソッと呟いた。
「鷹紀にあんまり似てないんだな、可愛い」
「浮気はんたーい!」
「ごめんごめん」
ハハッと笑って貴志さんは兄ちゃんに謝った。
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