アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
数ヶ月間の居場所。
-
その扉の横には"酒井 淳一'の名前が書いてあった。
……そうか…こんな気さくだけど、この人もちゃんとした帝都大の教授だもんな…、、。
はっきりいって、俺なんかより全然…、、
「私の研究は、微生物についての研究でね、まぁ、日々データデータって感じなんだ。でも、部屋は基本的に大きく3つあって、今から入る部屋はどっちかっていうとオフィスみたいなものでね、。研究員達はここでご飯を食べたり、雑談したりもするような所だから、君も気楽に入ってもらって構わないよ。」
酒井さんはそういってガチャりと扉を開けた。
…逆に他は気軽に入れないのな……
そんなこともふと思ったが、いざ中に入ってみると、確かにその部屋はイメージとは違った。
その白い部屋は、全部で10くらいの机があり、その上にはそれぞれの本や荷物が散乱している、そして椅子には研究員らしき人が座っていた。
研究員は私服の人がいたり、白衣の人がいたり、確かに、メガネ率は異常だったけど、、その部屋の雰囲気は、確かにオフィスというのが適切なような気がした。
その人達は、酒井さんはや俺に気づき、驚いた顔を向ける。
「ちょっと皆聞いてー。
この方が、先日話した逢坂基さんです。
これから数ヶ月、帝都大と、ここに出入りしてもらうから失礼のないようにしてねー。」
酒井さんがそういうなり、そこにいた人がバっっと俺の方をみた。
……うわ、…すっげぇ真面目なのか、すっげぇ酒井さんがすごい人なのか、どっちもなのか、とりあえず、威圧感がすごい、。
「…どーも始めまして、。
写真家をしてます、逢坂 基 といいます、。迷惑かけますが、よろしくお願いします。」
一応自己紹介がてらそういうと、よろしくお願いします!と頭を下げると同時に、野太い声がかかる。
……さすが理系……、、、。
俺がすっかりその雰囲気に押され気味になっていると
「逢坂くん、今回結構期間長いし君も大変だと思うから、一応君のための机用意しといたんだ。だから荷物とかテキトーに置いて使って!」
そう酒井さんはそこから一番近い机を指差していった。
「え、いいんですか、、!…すいません、」
「いや〜、それこの前ここをやめた研究員のだから、ちょうど今空いててね、だから大丈夫〜。」
「え、…それほんとに使っていいんですか、」
「あぁ、うん、全然構わないよ。……というかね、僕の研究室は結構入れ替わりが激しいんだよね、だから、みんな割とスパン短いんだ。
そもそも大学の研究室ってこともあって、大学生もいるし、院生もいるし、それに准教だっているしね、。」
酒井さんがなんだか高そうな皮のソファに腰掛けながらそういうと、准教らしき人がこっちを見てバっ!!!と頭を下げる。
……黒髪、痩せ型、シルバーメガネ、白衣……。
いかにもな帝都大理系男子……。
そう思いながらも自分も軽く頭を下げる。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 130