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行くぞ
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次の日、起きてミケさんに着物の着付け方を教えてもらった。
でも難しくて、なかなかこなせない。
僕がすると何故か胸元が緩くなってしまう。
ミケさんは、そんな僕を見てはぁーっとため息をつく。
「とりあえず数日はアタシがやってあげるわ。 そんな胸元がばがばで零ちんを歩かせたら狐共にぶっ殺されそうだし」
「ごめんなさい……」
うつ向くと、ミケさんは僕の頭を撫でてくれた。
「別にゆっくり馴れていけばいいわよ」
*
部屋に帰ると、ちょこんと座布団のうえに誰かが座っていた。
「よぉ、遅かったじゃん」
「わっ、ユウ」
ユウは、振り向いて目を見開いた。
「おーっ、すげぇ美人になってる!
椿の言う通りじゃん」
「ユウは口が上手だね」
そんなに褒められたら、勘違いするよ。
「え、いや、そんなんじゃねぇし……」
ユウはそう口ごもった。
あれ、僕なんか変なこと言ったかな?
「それはそうと、俺、ジジイに今ぱしられてんだよ。 行くぞ!」
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