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ユキツネの回想
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「俺、早くその子に会いたいですよー。
すごい楽しみですよね」
菊は怖い程笑顔だった。
なんとなく気にくわなかったので皆を早く酔わせてみようとして、あれからすぐに全員宴会所に突っ込んだ。
酒も多く出した。
そのせいで、酒癖の悪いミケと椿はべろんべろんに酔い他の奴に迷惑をかけていた。
まぁ、いいのだ。
私はまた鬼の子を使いにして、あいつを連れてきてもらうことにした。
……で、菊を酔わせようとしたのだがダメだった。
こいつは半端じゃなく酒に強いようだ。
私が先に酔っぱらってしまう。
菊は、「楽しみ」なんて言っている。
そのぶんにはいいはずに、なんで気にくわないんだろう……
「今日も可愛い零ちゃ~ん♪ 僕のお嫁さ~んっ♪」
考えていると、そんな耳障りな声が聞こえてきた。
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