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ユキツネの回想
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そこから先はあまり覚えていない。
私は酔うと記憶が曖昧になるようだ。
気付いたら、この子を抱えていた。
それにしてもこの子は本当に綺麗な顔をしている。
酒のせいか少し赤くなった頬や、少しはだけた着物がなんともいえない色気をかもしだしている。
……いや、別に欲情なんてしていない。
ありのままの姿を伝えただけだ。
ここでこの子を襲いでもしたら、あの下半身がばがばの椿みたいじゃないか。
せめて今は、いい夢を見てくれ。
「……おやすみ、零」
布団に寝かせてそのまま部屋から立ち去った。
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