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卑しいと思うんだ。
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起きると、体がべたべたしていた。
……あ、お風呂に入ってないから……
しかも昨日はわいわいして……それからそのまま寝てしまったのか着物もそのままだ。
はだけてて落ち着かない……
お風呂に入りたい。
……でもどこにあるんだろう?
誰かに訊こうと思い、部屋から出る。
するとすぐに、「零!!」と歩いていたユウに声をかけられた。
「ちょっと、なにしてるの!?」
返事をする間も僕に与えず、ユウは僕を睨んだ。
なにかマズイことでもあったんだろうか。
まさか、皆が僕のことなんて見たくないから?
ユウもさっきから顔を真っ赤にしてそわそわしてるし………
いや、ないな。
だってこれは僕の夢だ。
僕の都合が悪いようにことは進まないだろう。
こういうところに自分の卑しさを感じる。
「……ご、ごめっ……ぼ、僕、お風呂入りたくて……」
情けなくも声を震わせた僕。
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