アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
恥ずかしい
-
ミケさんはあっという間に脱ぎ終わり、もう、すっぽんぽん……だ。
男の人の裸なんて見ることなくて、ついつい見てしまう。
女の子にしか見えない顔と、男の体はすごくアンバランスだ。
でも、その体は程よく筋肉がついていたりして、とても綺麗だった。
ぱし、とミケさんと目が合った。
「きゃー、えっち」なんて軽口をたたき、彼は苦笑する。
「零ちん帯しかほどいてないじゃないの」
確かに、僕はまだ帯しかほどけていない。
ミケさんの体を見ていたら脱ぐのが一層恥ずかしくなってしまった。
「世話が焼けるわねえ~……」
「えっ、あっ、や、やめてぇ……!」
ミケさんの腕が伸びてきて着物を脱がされてしまい、パンツ一丁になる。
恥ずかしくて、床にへたりこんでしまった。
「ちょっとおおお、アタシ何もしてないのにこの構図は罪悪感を感じる!
立ってよ!涙目でこっち見ないでええ!」
「ご、ごめんなさい」
慌てて立つと、
「……これはこれで困るわあ……」
と言われてしまう。
僕の体、見苦しいかなぁ……
自分の体を見下ろすが、決してミケさんのように綺麗ではなかった。
「……………」
恥ずかしい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
35 / 40