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ゲームシナリオライターとケイヤクʕ•̫͡•ʔ。
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「で、飛鳥。今のお前の状況を説明しよう。」
「呼び捨て?ちょっとか弱く美しいレディに失礼じゃない?」
「いいんじゃね?…あと、今のお前、オカマみたいだからな。人のこと言えないからな。」
…ちょっと心に刺さった。
しかし、何事にも動じないゲームシナリオライター友寄征(微笑み)は話を進める。
「俺は今、大掛かりなプロジェクトを担当していてね。…この世界に、転送…いや、出張に来たんだ。」
「あぁ!だから理事長は、【会社】って!」
なーるほど。
謎が一つ解決だ。
「そう。君には、この世界の実体験プレイヤーとして話を聞きたい。参考としてね。…もちろん、報酬は多額で支払うよ。」
「はぁぁっ?!!実体験プレイヤー?!誰がすんのよ、そんなの!あたしは絶対やらないんだからね!」
「ちなみに、支払額はこの通り。」
友寄征は、またまた華麗にタブレットを操作した。
おお…!なんて見事な指さばき。
そして、あたしの方にタブレットを傾けた。
数字が記入されていた。一体、0が何桁並べば気が済むんだろうか、と言いたくなるような0の数に驚きを隠せない。
「もちろん、君の実体験レポートが活用されれは、の話だが。」
「ウソ!…これって、0がいくつあんのよ!?」
「いやぁ、君たちのおかげで懐が潤っちゃって潤っちゃって。ありがとうございまーす。」
腐女子って一体、金をどこから発生させてんのかねー、といいつつ友寄征はタブレットを仕舞った。顔は微笑んだままで、あたしの方を向いた。
「で、参加してくれるね?」
「喜んで。」
男になったあたしと憎っくきゲームシナリオライターが熱く握手を交わしたのが、この地獄のゲームの始まりなのでした。
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