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ステータスデータを確認するよ!( ,,ÒωÓ,, )
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いま現在のあたしのステータスは…
井原飛鳥(いはら あすか)は黒くてもさもさした髪で、ちょっと、勉強が出来るくらいの平凡な163cm。
趣味は読書。特技は昼寝で、3秒で熟睡できる。
一ヶ月前に、この【VG学園】に転入してきたばかりの新参者。しかし、持ち前のヴィジュアルと暗い性格で、友達は出来ず、ぼっちである。
眼鏡は丸メガネ。理由はハリー●ッターの大ファンだから…。
「すごい…。ステータスが限りなく透明に近い、モブーだ‥。」
「急に来た飛鳥が主役になれるかッつーの。」
「現時点では主人公だったよ?!」
「人生は誰もが主人公だよばーーか。」
「なにその、微妙な名言」
つーか、気付いてたけど、あえてツッコまなかったけど、【VG学園】ってなんなの?
黒くてもさっとした頭を掻きつつ、思う。
「飛鳥、お前もゲームのパッケージを熟読していた通り、この世界はかなりおかしい。ま、それとなく対応してくれ。」
「雑っ!」
「あと、飛鳥。」
「何よ、友寄征。」
「こういうセオリーになりつつあるが、正体はバラすな。」
「アイサー!」
あたしはゲームシナリオライターにビシッと敬礼。
報酬金がかかっているからね!
「おや、見知った敬礼の仕方だな。調査兵団好きと見た。」
「ご明察、その通り。」
で、だ。と友寄征。
資料を確認しているようだ。…分厚いな。なんの資料なんだ?
「お前の立ち位置はすでに決まっている。飛鳥。
……お前は、…目立たないモブだ。」
「はぁっ?!!目立たない?!あたしが主人公ではなく?!準レギュラーでもなく?!」
「お前、自分のステータス見てみろ。」
「言うなよ!悲しくなるわ!」
おいおい、あたしが主人公じゃないのはまだしも、せめて主人公と仲良くなる友達とかじゃないの?!準レギュラーでもないの?!
どこ目線で活動すりゃいいのよ!
「俺は、新しい目線で、美しい物語を作っていきたいからね。もちろん、モブとしての君の素質は十二分にある。やったね!君は超モブ級だよ!飛鳥!」
「嬉しくないわ!!」
なに超モブ級って!!
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