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ソシャゲ的オープニング。(*゚д゚*)
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友寄征はおもむろに、黒いバッグを持ちだした。
中身はなんだろうか。
気になる井原飛鳥、華の女子高生(現実世界)。
気分的には、ネタがないバラエティでよくある芸能人のかばんチェック。自慢ウザイとしか思えないんだよなぁ、と考える。
「はい、これ。飛鳥のな。中には、お前のルームカードキー兼学園のID兼クレジットカードと、このゲーム内での井原飛鳥の周辺情報と学園のMAPと栄養ドリンクが入ってる。プレゼントな。初心者プレゼント。ログイン1日目。」
「なんでソシャゲみたくしたのさ。…あたしは、いや、僕は誰にも正体がバレなければいいんだね?」
「おおー。その調子だ飛鳥。頑張れー。…俺は主人公とお前も支えるというか、ナビゲートしなきゃならんからな。ぶっちゃけ、忙しいわけだよ。」
「…まぁ、要するに?」
「一人で頑張って!」
▼
ゲームシナリオライター は 笑顔 と ドヤ顔 を くりだした !!
▼
こうか は ゼロ だ !
「くっそぉ…。こんなときだけいい笑顔になりやがって…。」
「ま、たまには見に来てやんよ。飛鳥くん。」
「じゃあ、たまには相手してやんよ、友寄征。」
「でも、レポートはしっかりな。あと、なんでフルネーム?」
「何だよ、ボス、とかのほうがいいの?」
いや、それもいいけどさ、とゲームシナリオライターは頭を掻く。
それもいいんだ、友寄征よ。
「征くん、とか。あるだろ?なんかこう、あるだろ?!」
「なんでそんな必死なんだよ。」
明日から、井原飛鳥。
ようやく、ゲームをプレイします。
しーちゃん、あたし、頑張るよ!
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