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テレビ
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食卓ってのが俺ん家には無いから
そいつをリビングのソファーに座らせた。
一応フローリングはあるが下よりはソファーのほうが体に負担がかからなさそうだとおもったから。
「ちょっとテレビみてて待っててくんね?
チャーハン食えるよな?」
そう言ってリモコンを渡して俺はキッチンに行く。
キッチンとリビングは繋がってるからちゃんとそいつが見えて安心しながら俺は冷蔵庫を漁った。
急いで作るにしてもカップ麺は体に悪そうだしと
チャーハンに決めた。
…チャーハンなんて簡単なものに決めたけど
俺は一応(バイトだけど…)
ホテルでシェフをやっているんだぞ(もりつけだけ
米を炒めながらそいつを見ると
リモコンを見つめていた。
遠慮か?
「テレビつけていんだぞー?」
少し大きい声で声をかけるとそいつはビクっとした後に口を開く。
聞こえないだろうなと思い火を一旦弱める。
「てれび…どれ…??これ…なに??」
?!?!!
「はぁ?!」
つい大きい声を出すと、そいつは泣きそうになって
「ごめんなさい」をつぶやく。
一旦火を止めて米を一度回した後でそいつの元へ走る。
びっくりしながらもさっきより怯えないで
俺にリモコンを差し出してきた。
「テレビは前にある黒いやつ。
これはリモコンでテレビを動かすやつ。」
説明しても多分分かんないだろうけど。
と思うとやっぱりハテナを浮かべて俺を見ている
そいつがいた。
俺は説明は今度にしよう…と思い
テレビをつける。
…子供が見るなら2チャンかなとか思ってチャンネルを変える。
ちょうど動物たちが出てくるアニメがやっていて
「これ見て待ってろ」とそいつを置いてキッチンに戻る。
急いで支度をして急いでリビングに戻る。
「お待たせ」
声をかけるとテレビに夢中になっているそいつが
振り向く。
虐待されてたのとこの体つきからかんがえると
あんま食べなれてないかもなー…とおもって
1人前を二人で分けることにした。
テーブルにその皿をおいて俺もソファーに腰をかける。
俺の重みで軋んだ弾むでそいつはコロっと俺の方に転がった。
「大丈夫か?」
笑いながらもう少しそいつにより体を固定してやるとそいつは「ぁぃがとう…です」と呟く。
かわいい。
純粋にそう思った。
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