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風呂の前に
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風呂の前について約10分。
湯船にはもうお湯を張り終わった…んだが。
俺は風呂にいれる以前のことに苦戦していた。
「服脱がねえとさすがに…」
「や…です。みちゃ…め…です。」
これを繰り返していた。
どうやら身体中の傷を見られるのが嫌らしい。
「大丈夫だって…!傷はもう見たし」
つい口を滑らせて寝てる間に見ちゃったことを言うと
望勇は涙目になって抱きついてきた。
「嫌い…なんなかった…??僕…気持ちわるくない…??」
「…気持ち悪くねぇし、嫌いじゃねぇよ。
他人に傷つけられたとしても、お前は綺麗だし、
お前を嫌いになることはねぇから…」
なんてフォローすればいいかわかんなくて、
それでも思ってることを必死に言葉にした。
質問しているくせに答えは聞きたくない…って顔してたそいつは俺の言葉で肩のチカラが抜けたように俺の首に巻いてた手を離した。
「…僕…好き?」
「…あぁ、大好きだよ」
問いに返した返した答えは
いつのまにか俺の正直な感情だった。
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