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猫を拾いました。
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その日は雨が降っていた
ザーザーザー
「天気予報では、晴れとか言ってたのに…。」
予報ハズレの土砂降り、傘を忘れた俺は雨宿り出来る場所を探していた
ザーザーザー
「もう、こんな事なら折りたたみ入れとくべきだった…はぁ。」
屋根のある建物を見つけ、雨宿りする事にした
「ここなら雨宿り出来るな。それにしても、いつぐらいに止むかな…この雨は。」
ザァァァアアアアア!!!!!
雨の音、さっきに増して強くなってる気がする
そんなことを考えていた時、
「にゃあ……」
猫の声が聞こえた
「猫でもいるのか…?」
近くの倉庫のような場所に小さなダンボール箱を見つけた
「ここにいるのか?」
ゆっくりと開けてみる
小さな猫が寒そうに身体をブルブルと震わせていた
「可愛いな…お前。にしても、子猫を捨てるなんて酷い飼い主だな…俺んちで良ければ連れて帰るぞ?」
するとその言葉を理解したかのように子猫は頷いた
「そうか、帰るか。じゃあ、びしょ濡れになるのを承知で今から走るからちゃんと捕まってろよ!!!」
子猫をTシャツに包み駆け足で家に向かった
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