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玩具って
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それから何も無かったかのように蓮は俺に接してきた
「楽、これから移動教室だろ?早く行こう。」
「あっ、うん。」
気にしなくていいのかな
「あのさ…蓮、昨日のことだけど」
すると話を逸らすように別の話題を持ちかける
「あれから、原井達には何もされてないか?」
「うん」
そういや、そうだな
「そうか…良かった」
ニコッと優しく微笑んで俺の頭を撫でる
「また、何かあったら俺に言えよ?すぐ行くから」
「ありがとう…心配かけちゃったよね。でもね、思ったんだ。原井にされた事は不愉快だったのに、蓮とは嫌じゃなかったんだ…」
この前キスした時も、嫌じゃなかった
なんでか分からないけど…。
「なにそれ、まだ根に持ってるの?俺がキスしたこと…まあ、原井より良かったってことでしょ?嫌じゃなかったってさ笑」
何だよいきなり…S発動しやがって
「なっ…何言ってんだよ!!そんなわけ…」
グイッ
顎を指でクイッとされる
「俺はお前の嫌なことはしないよ。楽がいいと言うまで従順に待ってますよ、だから早く合図だしてね」
チュッ
優しくキスを落とされた
「じゃ、移動しよっか」
良かった…誰も見てない
合図ってなんだよ、何の合図?
まさか…×××していいかってこと?いやいや、いくら何でも考えすぎだよな
「そうだね…」
色んな事を考えていた時
「おい」
原井だ
「あっ…」
逃げようと思い、一気に背を向ける
ガシッ!!
「っ!?」
腕を思いっきり引かれ勢いよく原井の胸に飛び込んでしまった
「ちょっ…何す」
「うるさい」
すべて言い終わる前に原井が言葉を被せてきた
「今まで悪かった。でも、お前が蓮とイチャついてんの見るとイラつく…」
どういう事…
「イチャついてなんか…」
そう、イチャついてなんかない
「イチャついてんだろ怒人前でキスしてんじゃねえよ、見られてないとでも思ったか」
嘘だろ…原井見てたの?
「あれは…」
なんて言えば
「アレがアリなら、俺がやってることもアリだよな?俺の玩具笑」
「玩具って…俺そんなのになった覚えなんてないよ汗」
「俺が言ってるんだから、玩具だろ」
全然理由になりませんよ汗
「俺だけの玩具、蓮に触れられたらぶっ込むからな…俺の」
ちょちょちょっ怖すぎるでしょ!!俺殺されるのか!?
「そっ…そんな」
嫌な予感しかしないんですけど…
〜続く〜
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