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「ん…っ、」
「あ、起きた。」
「んー……っ、あ!?っな、何してんだこのヘンタイ!」
こそばゆい感覚に目を覚ませば、智鶴が俺の体に跨るようにして布団に潜り込んでいた。
そして、俺の睡眠を邪魔した原因である奴の右手はおれの太ももを這っており、密着しているせいで首筋に智鶴の吐息がかかる。
ほんっとなにやってんだ、こいつは…!
なんとか奴を振り落とそうと体をよじるが、この体格差の前ではまるで歯が立たない。
そうこうしているうちに、智鶴の舌が俺の首筋を沿うように舐め始めた。
き、キッショい…。鳥肌が立ちそうだ。
「やっ、やだってば!ち、ちづる!!」
「だって春いい匂いするんだもん。風呂上がりの匂い。」
そりゃお前んちのシャンプーの匂いだ!
そう言えば、俺と同じシャンプーの匂いとか余計に興奮するよねぇ、とか抜かしやがる。
今までも智鶴家に泊まる時はそうだっただろうが。理解不能だ。
「いいから、も…離れろって…!あっ!んっ…!」
太ももの付け根を優しい手つきで摩られ、思わず声が出てしまう。女みたいな高い声。
…相手はあの智鶴なのに。
羞恥で、じんわりと目頭に涙が滲む。
「やだ、もしかして感じちゃったの?かわいー。」
「っ……ちづるぅ…こんなのやだよ……。ね、お願い…やめて…?」
俺、もうほとんど半泣き状態で懇願する。
だって、これ以上はほんと…やばい気がする。
すると、俺の顔を見るなりバッと目を逸らす智鶴。
あれ、なんか顔…赤い?
「ちづる…?」
「っ、ちょ…やばっ…、そんな顔してそんなこと言われたら、それこそやめらんないって!」
「は?えっ、あんっんっ……!!」
何故か俺の必死の懇願は、智鶴にとっては逆効果だったようだ。
だって、目が。いつもの智鶴じゃない。
まるで…ハイエナみたいな。肉食獣を彷彿とさせる眼差しだ。
智鶴の手がのび、突然シャツの上から胸をもみしだかれる。いや、だから俺男なんだけど…。
やばい。俺、アイツのスイッチ入れちゃったかも……。
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