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監禁生活。--浄化.3--
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枷までは取って貰えなかったが
鎖を外された事で
一旦の自由が身体に効く
初めて両足をベットの端から
床へと下ろす
「逃げたりしないように、これ。付けようね?」
蒼の手には....リードのついた首輪
功太は驚いた様に目を見開いた
折角、自由になったと思ったのに。
「...な、そんなのつけたくない...っ」
「だーめ、まだ隙を見て逃げ出しそうだから、お風呂の時とか足の枷外す代わり、ちゃんとチョーカー付けること。いいね?」
言いながら功太の首に手を伸ばす
犬同然の扱いをされる惨めさに
功太はやめてと哀願した
「..やだっ...逃げないからこんなのつけんなよっ...嫌だって....!」
蒼の両手を掴み抵抗するが
それを無視され力づくで装着される
「何でも似合うね〜。可愛い可愛い」
侮辱する様に呟き功太の頭を撫でた
功太は顔を背けて下唇を噛む
今すぐにでも殴り掛かってやりたいが
蒼の前での反抗的言動は無意味に近い
暴力に変わって余計自分が酷い目に合うだけ
頼むように
縋り付く様な抵抗には手を挙げないが
気に触る様な言動や行動をすると
容赦なく痛め付ける
判断基準が未だにわからないがそう思う
.....いつか覚えてろよっ...。
そんな姿を見て蒼は顎を取り
強制的に自分に顔を向けた
「前から気になってたんだけどさ...その時折やる唇噛むやつ、何なの?可愛過ぎて苛めたくなるんだよねぇ〜.....唆られる」
「....っ...知るか、よ.....っ!」
抵抗してしまった事を後悔したが
身体に痛みが走る事はなかった
代わりに細い指が功太の唇をなぞる
「っ...んっ...」
ぞわっとした感覚が広がり
喘ぎ声ともつかない声が漏れた
反射的にまた顔をそらすが
追い掛ける様にまだ指は離れない
「可愛い、可愛いよ功太。僕の功太」
ひとり言のようにつぶやくと
指を離し功太の首に付けた首輪に
繋げたリードを引っ張る
「っ...ぅ!」
半ば強引にベットから降ろされる
足が地面に着いた感覚が
懐かしく感じる
歩くという行為がおぼつかない
だが蒼はそんな功太の姿を気にもせず
足早に歩き出す
長い廊下はまるでお城のようで
映画の世界に入りこんだかの様な景色だった
(白井とかいう執事もいるって言ってたよな....。こいつお坊ちゃんなんだろうな..)
鼻歌を口ずさみ機嫌の良さそうな
蒼を見ながら心の中で思う
まるで犬を散歩させるかのような態勢で
辿り着いたのはお風呂場
「功太、昨日パンツ履いたままイっちゃったから気持ち悪いかなーと思って。橘とかいう奴に触られた汚い所も全部全部洗ってあげるからねっ」
にこやかな笑顔と相対する言葉に
功太の恐怖心が一気に高まった
(今.....理樹の名前.....?)
汚い所とはどう意味なのか
この時すぐに理解する事ができなかった
蒼はそんな功太を見ながら
ただただ楽しそうに笑っていた
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