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監禁生活。--奉仕--
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理樹に会いたいと思えば思うほど
この閉鎖された空間が
どれだけの拘束力を持っていて
尚且つ、非現実的であるかを思い知る
皆は俺がいなくなってどうとも思わないのか
いやでも、理樹からのメールには
皆心配しているって言ってたな....
前に召使から盗み聞きした話では
金で学校側を味方にしたようだし....
そこまで思考が働くと考える事が嫌になった
俺は、ここから出られない....
ーー永遠に....。
蒼の側で生き、蒼の側で死ぬ。
本当はそんなの嫌だ
だけど
俺にはどうすることもできないんだ....。
ベッドに伏せ、蹲ったままの功太だったが
ふと身体を起こした
まだ少し喉が痛む
痛みに慣れたのか
傷だらけの身体は少しの悲鳴だけを訴えた
功太は首を抑える様に手を当てる
首を絞められる恐怖はもう味わいたくない
その為にはどうすればいい....?
「功太、どうしたの?」
苦い顔つきをした功太へ問い掛けた声は蒼だった
気付かなかったが部屋へ戻ってきていたらしい
「...べ、別にっ....何でもない....」
急に名前を呼ばれた事と突如現れた驚きで
分かりやすい程の誤魔化しかたをしてしまった
下を俯き布団を握る力をゆっくりと強める
また、殴られるのかな....
「ふーん、そう」
きっと何かされると思っていた分
その返事には驚いた
とりあえず、よかった。
蒼はベッドに近づき端へ腰掛けた
そして功太の方を振り向く
目があった瞬間にその口元は微笑んだ
この顔は
何かを企んでいる時の顔だーー。
「功太、萩堂のモノ咥えたんだよね?その穢れた口、僕が綺麗にしてあげる」
功太の予想通り蒼の口からは
聞きたくもない台詞が溢れる
「....え...どういう意味....?」
分かっている様だけど分からない様な
でも分かりたくはない様な
功太はそんな気持ちのまま蒼へ聞き返す
「分からない?僕のモノをフェラさせて功太の口内を綺麗にしてあげるって言ってるの」
嬉しいでしょ?と言いながら
にっこりと微笑んだ顔は悪魔の様に見えた
嫌だ....
「お、俺が自分からした訳じゃない...あれは...無理やり....っ、」
「んー、無理やりだろうがフェラしたのは一緒でしょ?僕はまだして貰ってないのにさぁ〜、そういうのムカつくよね」
自らじゃなく無理やりだったから
フェラしたのではないと言いたい功太の気持ちを
いとも容易く打ち砕く
蒼の目には
そんな、と言いたげな表情をして
絶望に暮れる功太の姿が映る
ああ、やっぱり功太はかわいいな。
苛めたくなる
「功太はベッドから降りて。跪いて、功太自身でフェラしてみせて」
端に座ったまま蒼は脚を軽く広げる
「ほら、間においで?」
蒼は手を功太へ差し伸べる
萩堂には無理やりされたのに
蒼は自らやれと言っている
何で....
もう、許してよ...
「..だ...」
「え?何て言ったの?」
「...っ、嫌だ....もう、こんな事....やめてくれよ...っ...」
下唇をキュッと噛み、
ゆるゆると首を振りながら哀願する
蒼は差し出しただけの手を更に伸ばし
功太の左腕を掴み引く
悲痛な声が小さく漏れ、功太は前方に姿勢が傾く
「僕がわざわざ綺麗にしてあげるって言ってるんだからさ....また殴られたいの?」
言うことを聞かない功太への苛立ちを露わに
耳元で功太が一番嫌う行為を囁く
「...っ..いや、だ.....」
涙声に変わった声は力無く口から零れる
「うん...じゃあ、分かるよね?」
そう呟くと蒼は掴んだ左腕を離す
視界に入った功太の目は涙を浮かべ潤み、
強く下唇を噛んでいた
加虐心だけが煽られる
功太はゆっくりとベッドから脚を降ろし
床へ座り込む
跪いてほしいけど、
そこはまあいいか。
「ほら、功太。僕ので綺麗になってね」
功太はちらっと蒼の顔を一瞥する
愉しげに歪んだ表情は
端整な顔立ちを残酷に染めていた
神様
俺が一体何したって言うんですか.....?
何で、
何でこんな目に合わなきゃいけないんですか...?
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