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番外編 好きな人③
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施設へと入っていった浬
広い洋風の廊下を歩きある一室に入る
そこには二段ベッドがありそこに眠る小さな子供たちを起こす
「7時半だよ~起きて」
現在7時半
小学生はもう起きてご飯を食べている頃だ
そして浬は未だ眠っている小学生未満の幼児達を起こして幼稚園へ通わすのだがこの子たちが中々起きてくれない
いくら声をかけても揺すっても眠いと駄々をこねてしまう
だから最終的に浬は布団を剥がし子供を抱っこする
「ほ~ら起きようね」
「や~だ~」
ぐずってしまう子供をよそに浬ははいはいと
なれた手つきで洗面所へ連れていき顔を洗わせ
歯を磨かせる
そしてリビングへ手を繋いで歩いていく
リビングへ行くとき小学校へ行く子供たちとすれ違った
「おはよー浬にぃ」
「おはよう皆
いってらっしゃい」
「行ってきます!!」
そして子供たちとリビングに行くと他の職員が食器の後片付けなどをしていた
「おはようございます」
「おはようございます」
挨拶をし子供達をテーブルに着かせ
ご飯の用意をする
子供にご飯を食べさせあっという間に時間は過ぎ
幼稚園のバスがくる時刻だ
浬は急いで着替えなど準備をさせ幼稚園のバスに乗せる
バイバイと見送ったあと再び施設の中へ入る
「お疲れさまです」
浬に声をかけてきた彼女は同じ半吸血鬼の渡辺梓
クールでとても美人で長い髪がとてもきれいだ
「お疲れさまです梓さん」
そしてもう一人
今皿洗いをしている彼は三上弘人さん
彼も同じ半吸血鬼だ
ここには半吸血鬼の職員が多い
その理由としては半吸血鬼の働ける場所の提供の他にこの方が半吸血鬼の子供たちにとって相談しやすいことも多々ある
基本血の提供は協会がしてくれるものの
それでもこれだけの吸血鬼の血を提供するのは困難だ
故に大人は半吸血鬼同士で血を分けあったりしている
そんな感じで浬はここで働いている
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